投資信託の基準価額は投資信託の価値を表すものであり、毎日市場終了後に算出されて速報値として公表されています。投資信託の基準価額は投資信託を購入したり解約したりする際の価格となります。こう考えると株価と似ていますが、株価と違う点は1日1回しか算出されない点です。
投資信託の基準価額は1万円前後に設定されているものが多く、資金の少ない個人投資家でも購入しやすくなっているうえに高い分散投資効果も得られます。投資信託に組み入れられている株や債権が値上がりすれば、投資信託の基準価額も値上がりすることになります。
さて、投資信託の基準価額は具体的にはどのような方法で算出されているのでしょう。まず、投資信託に組み入れられている有価証券の時価総額に債権の利子や株の配当金を加えて投資信託の資産総額を求めます。次に資産総額から運用コストを引いた純資産総額を求めます。最後に純資産総額を投資信託の総口数で割ったものが投資信託の基準価額となります。
投資信託の価値が毎日変動するわけですから、計算するほうも大変ですね。気をつけておきたいのが、会社によっては発表が一日ずれることもあります。なので間違えて前日のものをデータとして考えないようにしておいてくださいね。情報源は多いほうが正確な数値を得ることや誤った情報に流されなく済むのでたくさん持っておくほうが良いでしょう。なんせ情報化社会ですからね。