株と税金は、時に頭の痛い問題です。「株式譲渡課税」は、売却益にかかる税金です。この他に、株の税金には「配当課税」があります。どちらも税率は10%ですが、平成20年までの特例措置です。それでは株の税金は何処で支払うのでしょうか?
税金の納め方には、証券会社が源泉徴収までしてくれる特定口座および、源泉徴収はしない特定口座、そして、一般口座の3種類があります。それぞれの口座の仕組みを、具体的によく理解しておくことが大切です。
特定口座(源泉徴収あり)は、譲渡損益を証券会社が計算し、所得税・住民税を全て納税者に代って源泉徴収し納税してくれるため、確定申告にいく必要がありません。一般口座は、「年間取引報告書」、「確定申告」の両方とも自分でやらなければならず、取引報告書等の書類をもとに納税者自らが所得計算を行い、確定申告により納税します。いずれにしても、利点などを十分に理解しましょう。
例えば、親の扶養に入っていたり、夫の配偶者控除を受けている主婦の方などは、収入によっては扶養・配偶者控除を外れる恐れがでてくるので特定口座(源泉徴収ありのもの)を選びます。また、会社に株をやってるのを知られたくない方などもこの特定口座(源泉徴収あり)を選べば知られることはありません。
お金を扱うわけですから株と税金どちらの知識も持っておいたほうがいいということです。今ではわからないことを聞く設備というのは整っていますので調べたり、専門家に質問するなどして解決しておきましょう。なにかとほったらかしにしておきがちな部分ですがしっかりとしておかないと後でえらい目に合うことも考えられますから。